松本城の桜
前回の北アルプス展望のみちに行った後、長野県松本城の桜を観た。
少し離れた「旧開智小学校」の駐車場に車を置く。駐車場は無料だった。
「旧開智小学校」は明治時代の洋風建築に模した代表的な建物として
重要文化財に指定されている。松本城までは歩いて5分の距離である。
掘割の桜を通して松本城が見える。
松本城を中心にした内堀の外周を松本城公園という。
公園周辺には300本のソメイヨシノが植えられ、
丁度満開の桜と雪をかぶった北アルプス連峰
が眺められる(左端の最高峰は常念岳)
快晴の空の先遥かに雪の北アルプスが眺め国宝松本城は静かにたたずむ
松本城は姫路城、彦根城、犬山城と最近指定された松江城を含めて
五つしかない国宝の一つだが、平地にあり、烏城といわれるように
黒塗りの板張りで、遠くから仰ぎ見る城ではない。一見地味な感じだが、
端正で凛とした雰囲気があり、広い堀に映る天守はとても美しく、
お堀と赤い橋そして遥かな北アルプス山脈と良く調和している。
さらに満開のさくらがそれに文字通り花を添えている。
木陰のベンチに腰を下ろし、そよかぜに吹かれながらゆっくりと
桜と城の景観を眺め、暫しの至福の時間を過ごす。
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