’16  新緑の八ヶ岳山麓風景(1 ) イバイチの
旅のつれづれ

 八千穂高原から北杜(別荘)、花の森公園・麦草峠・白駒池  
       (平成28年5月18日〜5月20日 )
 第1日
  佐久穂町八千穂高原−
  松原湖−野辺山高原−
  八ヶ岳別荘
(泊)
 第2日
  
まきば公園−花の森公園−
   八ヶ岳別荘
(泊)
  第3日
  
メルヘン街道−麦草峠−
  白駒池   
       
 (自家用車で) 

*****************************************************

 平成28年(2016)5月中旬、長野県佐久市から山梨県北杜市を巡る旅をした。八ヶ岳山麓の北杜市大泉町に昭和63年に建てた別荘があるが、今回手放すことにしたため名残の旅であり、新緑を愛でる旅でもある。

 平成21年頃までは首都高速から中央道を通って2ヶ月に1回くらいの頻度で八ヶ岳山麓?行っていたが、外環道が出来てから混み合う首都高速を避けて関越道、上信越道を経由して行く様になった。更に平成23年に北関東道が全線開通してからは、のんびり北関東道から上信越道を経由して行く様になった。しかし80才を超えると八ヶ岳山麓は遠く感じるようになり、せいぜい年間1回から2回しか行かず子供達もあまり利用しないので、手放すことにしたのである。(写真は小生の別荘)

 今回は別荘内の整理を兼ねて久しぶりに新緑の風景を見ながらの旅である。水戸の家を朝6時に出て北関東道水戸南ICから上信越道の佐久小諸JCTから未だ無料で走れる中部横断道の佐久南ICに9時30分に到着する。そこから国道141号を南下するのだが、今回は新緑を求めて途中の佐久穂町で国道299号線(通称メルヘン街道)に入り八千穂高原駒出池に向かった。

 八千穂高原は標高1500メートルの高地にあり、そこにある白樺純林は日本一美しい白樺群生地と云われ、秋の山モミジの赤と白樺林の幹の白さ、青い空が混然一体となって素晴らしい景観を見せてくれる。小生のブログ、HPでも何回か紹介している場所である。(写真は駒出池の風景2景)

 その最初に訪れるのが駒出池である。この場所は訪れる人が少なく、何時行っても静寂に包まれた池は周りの木々を池面に映し、同時に湖面に映る青い空と相まって湖畔に腰を降ろしていると時が過ぎるのを忘れさせ、心を穏やかにしてくれる場所である。(写真は駒出池3景)

 駒出池を過ぎるとやがて右折して見渡す限り白樺純林が連なる場所に出る。イメージしていた風景は白樺が若葉で萌黄色に霞んで風景だったが今年は更に葉が開いて若葉より青葉の風景になっていたが青空と白い白樺の幹は変わらぬ姿を見せてくれていた。(写真は八千穂高原の白樺林4景)

 秋の山モミジの代わりに関東(東国)ミツバツツジがあかむらさきの花を咲かせ彩りを添えていた。(写真は白樺とミツバツツジ3景)

 八千穂高原には駒出池の他に八千穂レイクというため池があり、灌漑に利用されているが一方ニジマス、岩魚などが放流されておりフィッシングでも有名である。釣用に9ヶ所の桟橋があり、普通の靴で行ってもそこから毛バリを使ったフライフィッシングが楽しめる。また冬は全面結氷し厚い氷が張るので氷上走行会が開催されるとのことである。(写真は八千穂レイク4景)

 ソフトクリームを食べながら管理人の話を聞くと、ゴールデンウイークの一週間後が新緑の見頃だったとかで、以前より一週間ほど季節が早くなっていると言っていた。

 八千穂高原をすぎて更に進むと松原湖方面への分岐点に「ふるさと」という休憩所がある。この付近一帯は「ふるさとの森」という植林地帯だそうで、そこから付けられた名前である。標高1700メートルの地点にあり、晴れれば浅間山や佐久方面が一望できる場所である。幸い素晴らしい晴天に恵まれて、新緑の落葉松林の先に浅間連峰が良く見えた。またこの場所はレンゲツツジの群生地で、もう少し後になると白樺林の中に咲くレンゲツツジが楽しめる。(写真は「ふるさと」からの浅間2景)

 「ふるさと」から国道299号線と別れて松原湖に続く高原道路の県道を下りて行く。約20分ほどで松原湖畔に着く。振り返れば松原湖の先には天狗岳を始めとする残雪の北八ヶ岳が見渡せる。(写真は松原湖4景)

ここは標高1123メートルで冬は全面結氷し、以前は雪が少ないこともあり天然のスケート練習場として利用された。現在はわかさぎの穴釣りのメッカとなっている。この場所も静寂そのものであり、暫しの休憩を楽しんだ後国道141号に戻った。

 国道141号を更に南下して長い急坂を上がると眼前に雄大な八ヶ岳が姿を表わし、野辺山高原に出る。標高2899メートルの主峰赤岳を中心にした南八ヶ岳の山麓には広大な高原野菜の畑や新鮮な牛乳を作る牧場がある。その一つの滝沢牧場に立ち寄る。中学生の子供たちが大勢来ていた。(写真は野辺山高原からの八ヶ岳[左から赤岳、横岳,硫黄岳]滝沢牧場からの八ヶ岳2景)

 高原列車で知られるJR野辺山駅はJRで最も標高が高い駅である。JRの最も標高が高い地点(海抜1,375m)も野辺山高原にありその近くのレストラン最高地点で八ヶ岳の各峰を箸入れに印刷してある名前と対比しながらざるそばを食べた。(写真はレストランからの八ヶ岳2景,レストランの箸入れ)

 野辺山から八ヶ岳高原大橋を通り北杜市大泉町にある別荘に行く。八ヶ岳高原大橋から八ヶ岳、南アルプスの甲斐駒、富士山の次に高い北岳がきれいに眺められた。(写真は八ヶ岳高原大橋から八ヶ岳、赤岳と阿弥陀岳、甲斐駒、北岳)

(以下次号) 

top↑:

 注) 画面をクリックすると大きくなります。

                   

         

イバイチの
 奥の細道
 漫遊紀行



イバイチ
 旅の小窓

イバイチ
関東・茨城散歩

イバイチ
 
甲信 旅巡り

イバイチ みちのく.えぞ探訪

イバイチ
 関西の旅



イバイチ
フォトギャラリ-