八千穂高原から北杜(別荘)、花の森公園・麦草峠・白駒池
(平成28年5月18日〜5月20日 )
第1日
佐久穂町八千穂高原−
松原湖−野辺山高原−
八ヶ岳別荘 (泊)
第2日
まきば公園−花の森公園−
八ヶ岳別荘 (泊)
第3日
メルヘン街道−麦草峠−
白駒池
(自家用車で)
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翌日、別荘内部の整理をした後、時間があったので富士見坂に行き甲斐駒と北岳を眺めた。ここからは晴れれば富士の全景が見渡せるのだが、あいにく富士は雲に隠れて見えなかった。その後、北杜市ガイドマップにあった「やまなしの木」を見に八ヶ岳高原ラインを通り、山梨県立「まきば公園」に行った。(写真は富士見坂からの甲斐駒、北岳)
「やまなしの木」は果実が食べられる和ナシの野生種で、ニホンヤマナシとして自生しているものだそうである。山梨県のシンボルとして「やまなしの木」があるのかと思ったが、インターネットで調べると長野県の野辺山高原にある海ノ口牧場の「山梨の木」の方がドラマのロケに使われたりして野辺山高原のシンボルとして有名なのだそうである。そのせいかガイドマップには写真だけで詳しい説明は無かった。白い花が咲くのだが、ゴールデンウイーク明けが満開だったそうで、もう若葉になっていた。 「やまなしの木」の根本の木陰で羊の群れが草を食べていた。(写真はガイドマップの表紙、やまなしの木、羊の群れ)
山を見上げると牧場の柵のはるか先に八ヶ岳の最高峰赤岳がその大きな山容を見せている。反対側には遥か先に奥秩父の山々が見渡せた。やまなしの木の先にある一番遠く高い山容が奥秩父の盟主金峰山である。(写真は赤岳、やまなしの木と奥秩父の山並み)
「まきば公園」から八ヶ岳の赤い橋として紅葉の素晴らしさで知られている「東沢大橋」や「清泉寮」に行く。清泉寮の売店には高校生が並んで名物のソフトクリームを食べようと待っていた。近くにはミツバツツジが花盛りだった。売店前の牧場の先には甲斐駒から鳳凰三山に続く尾根や、その後ろに北岳から農鳥岳に続く白根三山が見える。(写真は東沢大橋、清泉寮のミツバツツジ、清泉寮前の牧場と南アルプスの山々)
国道141号線を須玉に向かって走り「南八ヶ岳花の森公園」に行く。ここには10年以上前に訪れたことがあったが、北杜市ガイドマップに鯉のぼりとシバザクラがきれいだと紹介されていたので立寄ることにしたのである。(写真は花の森公園のパンフレット表紙)
「南八ヶ岳花の森公園」は道の駅「南きよさと」が入り口で、そこから「こいのぼり号」というリフトカーで高低差100メートルを上った所にある。料金は往復で350円である。到着した地点に花壇があり、その先には八ヶ岳の赤岳が見える。(写真はリフトカー2景、花壇と赤岳)
鯉のぼりやシバザクラは終わってしまっていて、咲いている花はオオテマリ、ルピナス、あやめ位だった。(写真はオオテマリ、ルピナス、あやめ2景)
ゴールデンウイークはリフトカーに乗るのに長い列ができたそうだが、今回は自分以外に乗る人は居らず、添乗の小母さんと世間話をしながらの往復だった。シバザクラは雑草に負けて殆んど無くなってしまったそうである。
ゴールデンウイークや夏休みなどのさくらんぼ狩り、ラベンダー狩り、夏野菜収穫などの親子の収穫体験がメインの様で、広い公園内は雑草を取る人手が足りず「花の森」の名前負けしているようだったが、所々に可愛い花壇が設けられていた。(写真は円形の花壇)
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諏訪ICからしばらくはビーナスラインと同じ道だが途中から分かれてどんどん高度を上げて行く。メルヘン街道は100m高度があがる都度標高を書いた標識が現れる。標高が高くなるにつれ落葉松などが青葉から若葉に変って行った。(写真はメルヘン街道の標識で下の三角形の標識に標高が書いてある、落葉松林3景)
標高2127メートルの麦草峠付近では青森とどまつなどの常緑樹以外はまだ芽吹いたばかりだった。峠には麦草ヒュッテという宿泊休憩施設がある。(写真は麦草峠付近の落葉松林、麦草峠標識、麦草ヒュッテ2景)
麦草ヒュッテを過ぎるとすぐ国道に最高地点の標識がある。そこから5分ほどで白駒池入口の駐車場に着く。白駒の森という林を通り約15分位で白駒池まで行けるというマップを貰う。(写真は国道にある標識、白駒の池入口の標識、白駒の森2景)
苔と原生林の森が続く。ここの苔は「カギカモジゴケというのだそうである。日本3大原生林の一つといわれる原生林はコメツガ、シラビソ、トウヒ(エゾマツ)などが生えている。(写真はカギカモジゴケの解説板、解説板のついたコメツガ、同じくオオシラビソ)
白駒池は10年ほど前に訪れたことがあるが、その頃と殆ど変らない風景だった。
ここは海抜2100mを超える湖としては日本最大であり、秋の紅葉は素晴らしいという事だが未だ秋には来たことが無い。池を一周する小道があり約40分で一周できるそうである。(写真は白駒池5景)
白駒池からメルヘン街道を更に八千穂高原に向かって進むと、周りの落葉松林は若葉のしっとりとしたみずみずしい色彩に変って来る。白樺林も同じく若葉の風情である。やがて来る時に訪れた「ふるさと」に着く。今日は浅間は見えないが、新緑の落葉松林が心を慰める。道は佐久へと続き、上信越道から北関東道を戻り水戸に帰着した。(写真は若葉の落葉松林4景、若葉の白樺林)
(この項終り)
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