　小生の本格的なパソコン遍歴は平成６年(1994)９月にＮＥＣ９８ディスクトップ（ＯＳ= Ｗｉｎｄｏｗｓ９５）を購入した時からである。その前はシャープのパソコンＴＶを購入し、ニフティサーブのパソコン通信をやっていた。

　そして、その４年半後の平成１１年(1999) 4月に富士通のＤＥＳＫＰＯＷＥＲ(ＯＳ=Ｗｉｎｄｏｗｓ９８)に買い替えた。理由はＯＳが９５から９８に代わって、劇的に使い勝手が良くなったせいである。更にその５年半後の平成１６年（2004）９月にＷｉｎｄｏｗｓＸＰ搭載の日立ＰｒｉｕｓＷｉｎｄｏｗｓに買い替えた。これもＯＳの使い勝手がより良くなったためである。

　そしてその５年半後の平成２２年（2010）２月にＮＥＣＶａｌｕｅＳｔａｒ(ＯＳ＝Ｗｉｎｄｏｗｓ７)を購入した。この時の理由はセキュリティソフトのウィルスバスターがバージョンアップするのでメモリー増設が必要になったことと、パソコンのＴＶチューナで見ていたアナログＴＶが１年半後には廃止になるのが判っていたからである。
（写真は日立ＰｒｉｕｓとＮＥＣＶａｌｕｅＳｔａｒディスクトップパソコン）

　その間、特に大きな故障も無く使っていたが、今年(平成２６年)の５月頃から画面が動かなくなるフリーズ現象が多発するようになり、家電専門店で担当者に聞いたところパソコンは購入してから４～５年ぐらいが寿命なので、そろそろ買い替えの時期ではないか？と言われた。

　言われてみて、従来のパソコン買い替え時期を調べてみると、ほぼ４年半から５年半の間に更新しているのが分かった。成程そろそろ買い替えの時期かなと思ったが、その前にもう少し調べようと２年前から会員になっていた「ＰＣＤＥＰＯＴ」に行き、フリーズ現象の多発について相談した。そこでは外付けＨＤＤのせいかもしれないとか、内蔵ＨＤＤが破損しているかもしれない、また夏の暑さのせいかもしれないとか言われ、詳細は２～３日預かって調べなければわからないという事だった。その内に、１日に３～５回フリーズ現象でパソコンが停まってしまう様になったので、これでは駄目かと思い、本格的に新しいパソコン購入の検討を始めた。

　まずＯＳだが、現在のマイクロソフトの最新のＯＳであるＷｉｎｄｏｗｓ８.１搭載のものならば間違いないだろうと思っていたので当初からそれに決めていた。今まで購入していたパソコンは全てディスクトップでテレビも見られるものだったが、最近はテレビもあまり見なくなっており、また別に大型のテレビもあるので、持ち運びが簡単に出来るノートパソコンにしようと思った。インターネットへの接続はＸＰの時からワイヤレス無線ＬＡＮにしてあったので接続の心配はなかった。

　現在のパソコンはＮＥＣのＶａｌｕｅＳｔａｒの赤色だったので、今回もＮＥＣのＬａＶｉｅの赤色のものにした。ＣＰＵは　ＩｎｔｅｌＣｏｒｅｉ５からＩｎｔｅｌＣｏｒｅｉ７にアップしており、メモリーも４ＧＢから８ＧＢに増加していた。ＨＤＤも現在と同じ1ＴＢあるので性能面はノートでも現在のディスクトップと同等以上だと思った。
　ディスプレイは現在の２０型ワイド液晶から１５.６型ワイド液晶と小さくなったがそれは織り込み済みであり、またタッチパネル方式は不要と思っていたのでマウスでだけ操作できるものにした。重量は８．４ｋｇが２．５ｋｇと大幅に軽くなり、どこにでも持ち歩ける様になった。価格は現在のものは１６２ｋ￥だったが今回は５年間保証付きで１３８ｋ￥というので少し迷ったがそれを購入することにした。
(写真はＮＥＣＶａｌｕｅＳｔａｒとＮＥＣＬａＶｉｅパソコン）

　無線ＬＡＮで接続できるので、モバイルＷｉ－Ｆｉルーターの購入を検討し外出時もネットにつながる様にしたいと考えたがたが４～５千円／月かかると言われたので今回は止めにした。

説明書に従って無線ＬＡＮの接続、インターネットへの接続、ウィルス対策ソフトのウイルスバスターに２台目の登録をしていざ動かしてみると、スタート画面にはライブタイルというタイル状の図案化したストアアプリ画面が出てくる。これは「ＸＰ」や「７」の「すべてのプログラム」の内容を図案化したものである。そしてその下部に名前順のアプリ画面がある。
(写真はＮＥＣＬａＶｉｅパソコン）

その中からストアアプリ画面の一つであるデスクトップ画面を選んでクリックすると従来のスタート画面に似たものが出てくる様になっている。最初はそれを探し出すことから始まるのだが、フリーソフトの「ＳｔａｒｔＭｅｎｕ８」というソフトをダウンロードしてインストールすると「ＸＰ」や「７」と同様なスタート画面が直ぐ出るように変更出来る。

　また「Ｗｏｒｄ」や｢Ｅｘｃｅｌ｣は最初に「オンラインテンプレートの検索」が出てきて、その最初のテンプレートの｢空白のブック｣を開いてやっと従来の初期画面が出る様に変わったので戸惑う事が多い。また完成したファイルはそのまま保存すると｢ＯｎｅＤｒｉｖｅ｣に保存されてしまうので、｢コンピューター｣という項目をクリックしてから保存しないとパソコンに保存出来なくなっている。

　ＮＥＣのパソコンを購入すると「できるＷｉｎｄｏｗｓ８.１＆Ｏｆｆｉｃｅ」という手引書がセットで来るので、それを熟読して使用方法を知る必要がある。「Ｗｉｎｄｏｗｓ９８」から「ＸＰ」｢７｣と続いたＯＳと「Ｗｉｎｄｏｗｓ８.１」とは性格が少し違って、今度のものは個人対象のスマホやタブレットに似ている様である。一般企業では｢８.１｣は購入せず、｢７｣を購入する動きがあるとの話を聞いたことがあるが、その通りかもしれない。

　ところで、｢８.１｣のノートパソコンを購入したので、従来の｢７｣のディスクトップパソコンからデータを支障なく移管するために作業途中でフリーズする状態にならない様にしなければならないと思い、「ＰＣＤＥＰＯＴ」で無料の診断をして貰う事にした。１日から２日間で調べてくれるというので依頼したのである。その結果、以前から危惧されていた様にＨＤＤが一部壊れていることが分かった。他には異常は見受けられないのでＨＤＤを交換してデータをコピーすれば今まで通り動くと思うという事である。２週間から３週間の期限で、３６,０００円でやれると思う、万一失敗したら修理費は取らないというので依頼することにした。

　２週間と少しで完成して引き渡しを受けたが、以前と殆ど変らずに稼働するので、新しいパソコン購入は早まったかなとも思ったが、その間メールの返事を出したり、書類書きやネットで調べることがあったりしてパソコンは必要だったので、仕方がなかったと思う事にした。

(以下次号)