高遠城址公園のさくら
平成14年(2002)4月に、高遠城址公園のさくらを見に行った。
朝早く出て天気は快晴、濃いピンクのコヒガンザクラは満開で、
絶好の花見日和だった。
公園の中心部にある桜雲橋を覆うように咲く満開の桜
桜雲橋の先にある問屋門もさくらに包まれている
桜雲橋の下には左右に池があり、桜が照り映えて美しい
問屋門を潜ると本丸である。堀の上の台地には思い思いにシートを
広げ、家族連れなどが桜を眺めながら飲食している
本丸の満開の桜を眺めながら南郭(くるわ)の白兎橋に向かう。この橋からは
桜の間に中央アルプスが臨める場所で、何時でもカメラマンがひしめき合って
前に進めない。以前カメラ雑誌か旅の本で見た高遠の桜の写真が、
白雪をかぶった山とさくらの景観だったので、強烈に印象に残っていた。それが
この場所から撮ったものだと実感し、人の迷惑を気にしながらも暫くカメラを構えた。
満開の桜の上を遊覧ヘリコプターが飛んでいる。毎年桜の咲くころ営業開始になるが、
高度300?から眺められる体験コースは4,500円/人だそうである。
北ゲート付近の進徳館という国の史跡になっている高遠藩の旧藩校跡を見る。
茅葺屋根の上も満開の桜が一杯だった。昼近くなり人はますます増えるばかりで
進徳館を最後に高遠城址公園を後にした。帰路は渋滞する車の列を尻目に
杖突街道と呼ばれる国道125号線を茅野に向かってすいすい走った。
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(この項終り)